1番の違いは? セルフカラーとサロンカラー

こんにちは
東京の北千住の美容師
キムラタカアキ です。
縮毛矯正・ストカール・髪質改善を初めとして
髪の悩みを解消していつまでもキレイでいられるお手伝いをしております。
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何が違う?市販カラーとサロンカラー
普段ヘアカラーをしている方は1〜2ヶ月すると
根元の伸びが気になって来ますね〜
そんな時に
『時間が無い』
『安くあげたい』
『手軽にできる』
等の理由でドラッグストア等で売られているカラー剤で済ませてしまう方もいると思います。
美容師さんにも『セルフカラーは辞めた方が良い』と言われた事がある方もいらっしゃると思いますが、具体的にセルフカラーと美容院で染めるサロンカラーは何が違うのかを解説していきます♪
※ここではヘアマニキュアやカラートリートメント等は除く、一般的なファッションカラー・グレイカラー(白髪染め)について説明していきます。
薬剤(カラー剤)はどう違うの?
サロンで使用するカラー剤とドラッグストア等で売っている薬剤で比べると、カラー剤の仕組みや使われている成分は基本的には同じです。
カラー剤の役割は大きく2つ
・地毛を明るくする
・色味を髪に入れる
この目的の為に使われる主な成分が
・アルカリ剤
・過酸化水素
・色素
その他の成分や配合されているものなどは各メーカーやブランドによって異なりますが、基本的にはこの3つの配合量やバランスによって作られています。
プロ専用のカラー剤は、様々なニーズに応える為に色味や明るさ・薬の強弱などバリエーションが豊富で数百〜数千種類と、美容師でも全てを把握するのは到底無理な程のカラー剤が存在します。
適材適所で使い分けられるように、それだけの種類があるんですね〜
対してホームカラー用の薬はどんな髪質・状態の方が使ってもそれなりの結果が出るように処方されています。
なので、なんとなくの仕上がりにはなりますが思った通りにはなりにくいのかと。
また、どんな方でも使えるように薬剤のパワーも強めに設定されています。
当然刺激やダメージも出やすくなっています。
セルフカラーとサロンカラーの1番の違いは?
ドラッグストア等で売られている物とサロン専売のカラー剤では細かい差はあれ基本的な構造は同じです。
セルフカラーとサロンカラーで大きく違うのはこの2点
毛髪診断・塗り分け |
美容院でカラーをする時に色見本みたいなものを見せてもらった事がある方が多いかと思います。
こんな感じの本みたいなやつですね
その中で気に入ったイメージの毛束の所に書かれているカラー剤を使えばその通りになるのか?
ほぼなりません。何故かと言うと
髪質・状態が人それぞれバラバラだから
もともとの髪質で言うと
・明るくなりやすい、なりにくい
・赤みが強い
・しっかりしている、傷みやすい
・薬を吸いやすい
更に状態で言うと
・ダメージレベルの差
・過去のカラーの残留
・パーマ等の履歴
などなど、ひとりのお客様でも根元から毛先にかけて髪の状態がバラバラです。
仮に別々のお客様が同じような仕上がりを希望されても、髪質・状態が違うので使う薬剤やプロセスは同じではありません。
ヘアカラーは
元の素材(髪)+薬剤+プロセス・技術
によって決まります。
仕上がりの色味に加えて、髪への負担も考慮して
・根元の伸びてきた所
・前回染めているところ
・毛先の傷みが激しいところ
などなど状態に合わせて一度のヘアカラーでも、髪の毛に合わせて1〜3種類程の薬剤を塗り分けます。
そのプロセスも一度に全部塗るときもあれば
時間差の場合もあり、とてもセルフで出来る作業ではありませんww
カラー剤の違いよりも大きな違いは、
この辺の塗り分けや工程の差になってきます。
そのカラー剤を使ってるから良い悪いなどはあまり参考にしない方が良いかと
カラー後のケア |
これもカラーをする上で大事な行程です。
薬剤を使用する以上、髪の負担は少なからずあります。その負担をなるべく減らし、かつ後に残さないような処理が大事になって来ます。
この辺でも書いていますが、
髪や頭皮に余計な薬剤を残さない
なるべく髪を安定した状態に戻す
こういう後処理も、カラーの色持ちや髪のコンディションの為に大切な作業になります。
セルフで染めた時は当然出来ないだけでなく、
美容院によっては効率化等の理由で充分にしていないところもあるようで…
染めた時だけじゃない、その後の事も考えた施術がヘアカラー含め薬剤を使った施術においては特に重要になってきます。
カラー剤よりも大切な事は
と言ったように、薬剤の違いも当然ありますが
誰が使うか、どうやって使うか
が1番の違いなんじゃないかと思います。
最近はamazonなどのECサイトでもプロ用のヘアカラー剤が販売されてたりしますが、それを使ったからと言ってサロンの様な仕上がりにはならないのでくれぐれもご注意をw
自分でするカラーは手軽さもありますが、それ相応のリスクもあるのでなるべくは控えましょう。
ムラになってしまったりものすごく傷んだ場合に、キレイな髪色に戻したり傷みを修正するのに多大な時間とお金を要する事になりかねませんから…
以上、セルフカラーとサロンカラーの違いについてでした♪
それではまた!
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