【シャンプー台のグニャグニャ】ヘアカラーと”乳化”の関係
こんにちは
東京の北千住の美容師
キムラタカアキ です。
縮毛矯正・ストカール・髪質改善を初めとして
髪の悩みを解消していつまでもキレイでいられるお手伝いをしております。
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ヘアカラーで結構大事な”乳化”とは?
美容院でヘアカラーをする際に、工程として
カラー剤塗布
⬇︎
時間を置く
⬇︎
流し・シャンプー
といった順番で行なっていくのですが、
時間を置き終わってシャンプー台に移動した時に
なんか頭をグニャグニャされてませんか?
カラー剤が髪についた状態で、マッサージとは違うけど髪と頭皮を捏ねくられてる感じです。
『遊んでないでサッサと流してくれないかな』
と思っている方もいるかもしれないですが、
このカラーの流しの前のグニャグニャは
『乳化』
と言って、意外と大事な工程なんです。
乳化と言う言葉は聞きなれないかと思います。
では乳化はどんなものなのか、ヘアカラーの時にするとどんな効果があるのかを解説していきます♪
乳化って何?
まず乳化を簡単に説明すると、
混ざり合わない(液体の)物質を混ぜる
事を言います。
一番分かりやすいのが水と油です。
この2つは基本的には混ざり合わずに分離してしまいますね。
しかし、皆さんが普段使ってる化粧品の乳液やヘアオイルなど、殆どが水も油も入っているけど分離してませんね。
これが乳化の効果です。
製品を作るときや乳化剤が入っているお陰で、成分が分離しないで混ざり合った状態を保つ事が出来ます。
ではヘアカラー後の乳化はどのような効果があるのでしょうか?
ヘアカラー時における乳化の役割
美容院においては、シャンプー台でカラー剤を揉み込む工程自体を乳化と呼ぶ事が多いのですが、ヘアカラー後に何故するのかを説明していきます。
乳化の目的は大きく2つ
髪と頭皮に着いたカラー剤をキレイに落とす
カラー剤には油分が多く含まれています。
これを落とすのに、お湯でそのまま流すよりもまずは乳化でお湯とカラー剤を混ぜ合わせて分離させてから流した方がキレイに落ちてくれます。
メイクを落とす時のクレンジングに似た要領です。
直接お湯で流す前に、浮かせて落ちやすい状態にしていきます。
頭皮や髪にカラー剤が残ったままだと、痒みやかぶれ・髪の余計なダメージに繋がるのでそれを防止する事が出来るんです。
カラーの発色・色持ちを良くする
乳化の時にカラー剤と髪を揉み込む事で、
反応仕切っていないカラー剤を反応させて発色を良くしたり、全体をしっかりと馴染ませる事で塗りムラが出ないように最後の仕上げをする事が出来ます。
なので、ハイライトやメッシュ・インナーカラーなど部分的に違う色を入れている場合、あえて乳化を行わない場合もあります。
と言ったように、その他の細かい効果もありますが大きな役割としてはこの2つです。
ヘアカラー時の乳化は時間的に3〜5分程度の作業ですが髪や頭皮の状態・仕上がりの為に大切な工程になります。
まとめ
乳化の作業は一見するとそこまで大きな違いが感じられないので、省いている美容師さんや美容院もあります。
これはそれぞれのお店や美容師さんの判断なのでなんとも言えないですが(必要ないという意見もありますので…)。
髪や頭皮の事を考えると確実に行った方が良いかと思ってます。
また、美容院でカラーするのとセルフカラーでの大きな違いの一つです。
普段美容院でカラーする時にグニャグニャされてない方は、グニャグニャしてくれる美容師さんにお願いした方が良いかもしれませんねw
それではまた!
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